Skinwalkers

#201 

第一シーズンファイナルで日本の放送が終わってしまってから、いったいあの先はどうなってしまうのだろうと気が気でなかった皆様、そして私。おめでとう。
ようやく第二シーズン第一話です。これが日本での放送再開だったらもっと嬉しいのですが、まあ見られるだけでもいいとしましょう。というか、とにかく嬉しいのが英語の字幕つき。いくらスクリプトが某サイトにあるからといっても、テレビ画面と同時に見るのは難しく、しかも聞き逃してタイミングがずれることもしばしば。
今回は、やっと落ち着いて見られるようになったということで、もう一度第二シーズンをおさらいする意味でも、感想をアップしてみようと思いました。
以降は、私のレックス萌え的視点からの感想なので、ご容赦ください。

まず一番最初に驚くのは、オープニングソング映像ではないでしょうか。ホイットニーのかわりに、ライオネルが入ってます。なんということ。
これは製作のアル&マイルズも予想外だった展開だったそうです。ジョン・グローバーの演技力ももちろんですが、レックスの闇への旅には、ライオネルはかかせない存在なので、当然のなりゆきとも言えましょう。一人歩きを始めるキャラクターが出てくると、物語は意外な方向に動き出すのが常です。このライオネルのレギュラー化は、スモールビルがたどり着くスーパーマン神話までの道のりを決定したように思えます。

…それと、下世話な話ですが、マーサの「ゆさゆさ」にも私は驚きました。セクシーダイナマイツスーパーマムマーサ(長いな)。

本編なんですが、なんと言ってもクラークの子供っぽさが今回も目につきました。ラナを助けにいって、クロエがどれだけ傷ついているか気がつかないのって、すごいですよね。
確かに友人を助けるためってのは美しいですが、そのせいでクロエが泣いてるのに気がつかない想像力の欠如というか…。どうも第二シーズンから、だんだんとクラークが理解できなくなっていった私ですが、いまはそれは置いておくとして。

レックスがなんのためにロジャーを殺したかという部分が、クラーク側からすると本当にあいまいで、疑う気持ちはよくわかります。でも、実際にレックスはロジャーの情報提供を断っていたし、第一シーズンDVDに特典として収録されていたレックスのメール(詳しくはこちら)にも、はっきりと拒絶の意思が書いてあります。視聴者側にはレックスのクラークへの気持ちもすごくよくわかって、やりきれない気分になる仕組。
しかも、レックスは父親を助けたのに、その父親からいっそ死んだほうがましだったなんて言葉を聞かされて、せっかくその前にようやくジョナサンに認めてもらえた嬉しさも激減でしょう。
ただ、最終的にはクラークもレックスの言葉と行動を信じて、ジョナサンを説得していたので、まだまだ希望の多い第一話でした。
あ、それから。
ライオネルの頭の包帯、覚えておくと後のエピソードで裏拳突っこみができます(ぉ

この回なんですが、レックスのシャツの色がポイントです。ケント家の納屋に来たシーン以後、ずっと黒です。
黒は、彼のオリジンを表す色(善悪は別にして)で、クラークに詫びた気持ちも、ロジャーを殺す決意をしたのも、すべて素顔のレックスが選んだ行動なんですね。死んだロジャーを見下ろす彼がほとんど無表情なのは、レックスが感情を表に出さないタイプというよりも、自分の気持ちが傷ついたことを誰かに伝える術を持っていないという意味にも取れます。もちろん、他人に弱みを見せたくないという理由にも取れますが。
ジョナサンとレックスの握手シーン、レックスは笑ってないんですよね。そりゃそうだ、人を殺したんだから。でもクラークはとても嬉しそうです…。

なんというか、待ちに待ったあげくに、レックスの苦難の人生の幕開けを見てしまって、ちょっと暗い管理人だったのでした。
いや、でもこのあとの更なる試練に比べれば、まだクラークがレックスを庇うシーンがあるだけ………。