Skinwalkers

#202

DVDに入ってたデリートシーン、ご覧になったでしょうか。…一瞬後ろを向いて家族が見ていないかどうか確認してしまいました。やばいです。なんであんな当然削除しなきゃならなくなるだろうシーンを、わざわざ撮影したんでしょうか。いくら熱さとレックスの溺れ度を表現したいからと言っても、放映時間を考えればやばげなのは、日本ならいざ知らず(レイプシーンとかでも平気で放映するしな)アメリカのスタッフはよーくわかってるはず。PG-13どころか、NC17に指定されてもおかしくないようなエッチシーンですよね。
いや、最初からやばい番組を見てるなら、覚悟もあるのですが、まさか削除したとは言え、スモールビルであんなシーンを見ることになろうとは。

…落ち着いて、本編です。
もういきなり嵐のあとの夏休みが終わってます。しかも性教育のビデオと、女性教師に興奮したクラークの青春の過ちから出た新たな能力。なんというか、こう、おばかさん、って言うしか。でももっとおばかさんなのがレックスで、デジリーのメテオフリーク能力にすっかり騙されて、めろめろです。君は何度やられたら気が済むんだ…。
なにが笑ったって、学校にすごい勢いでやってきたレックスに、「あ、レックスが来てくれた」とばかりに微笑みかけるクラークが無視されて唖然とするシーンでしょう。そうかそうか、そんなにショックか。しかも結婚だもんな。私も友人からそんな行動されたらショックだよ。でも相手のことを調べようとか思わないけどな。
…とかやってたらお話にならないので、やっぱり調べるわけですね。まあ、確かに一週間で結婚なんて、怪しすぎる。しかもせまってくるし。

デジリーと、後のエピソードに登場するヘレンですが、どちらも年上で黒髪長髪。これって実はレックスの母親のリリアンと同じなんですね。じゃあラナとはどうして急接近しないのかと言うと………年下だから。小説にもあるんですわ、母親ほど年の違う女性のことを「恋愛対象に充分な年齢」と評するレックスに、びっくりするクラークってシーンが。
クラークといえば、嬉しそうにろうそくに火をつけてくクラークは、すっごいかわいいです。ついつい大人のように考えがちですが、クラークはまだこの時点で16歳なので、子供なんですよね。…いま16歳で、これ読んでむっとした人がいるかもしれませんが、あと20年経ってから16歳の頃の自分の言動を思い起こすと、その場でじたばたしたくなるほど恥ずかしいことがいっぱいのはずです。保証します(笑)
多分このスモールビルも、クラーク・ケントがスーパーマンの人生を選ぶまでの、恥ずかしい体験告白シリーズなんだと思うことにしています。ゆーあーしっくすてぃーんぐろーいんぐおんせぶんてぃーん♪
それにしても、ガスやオーブンがいらないのは便利だな。
 
今回のレックスのシャツは、色が微妙です(ファッション評論家きどりの私)。
学校にやってきた時は、限りなく薄い紫。デジリーと屋敷にいるときは、グレーで、このグレーというのは、彼が混乱していたり、疑惑を持っていたりする時の色ですね。で、もう一回騙されて結婚式で白。女性といる時の彼の白は、黒と同義語で、女性に対する正直な気持ちです。
結婚後は、またデジリーと離れる時間ができてグレー、そのグレーはどんどん濃くなって行きます。そして最後にクラークの納屋の部屋に来た時は、薄青色。この薄青色は、レックスが被害者だったり弱い立場だったり、庇護が必要な場合などに用いられます。色が濃いほど、弱者の立場です。スーパーマンに守られるべき色という意味でもあるかもしれません。
ラストにレックスが来たときクラークが読んでた本は、多分レイ・ブラッドベリーの華氏451度。徹底的に"Heat"にかけた内容の回です。