Skinwalkers

#208 Ryan

第一シーズンのあのライアンが帰ってきました。
…思いっきり声変わりして。顔はそんなに変わってないのでちょっと違和感。

サマーホルト研究所の怪しい医者が出てきます。この人第三シーズンでまた出てきます。しかもけっこう重要な役回り。

この回はライアンとクラークの友情がメインではありますが、ライアンがクラークにレックスの気持ちを教えてあげたり、レックスが間違わないよう見守ってあげてとか言ったりと、前に出たときの「レックスに気をつけて」発言からずいぶんオトナになりました。レックスもライアンに優しくしてあげたりするんですが、それはクラークの大切な子だから…という気持ちがどこかにあって、別にそれはライアンに興味がないからとかじゃなく、ライアンの能力の秘密にも気がついていて見舞いに来たりしている。大人になったライアンはそういうレックスの優しさとクラークへの忠実さを理解できたんでしょう(と勝手に解釈)
レックスがクラークに頼られたのを嬉しく感じたり、ライアンを守るために(クラークが悲しまないために)「金持ちレックス」な部分を使ったり。…あのときのクラークの誇らしげな顔といったらもう……現金な奴……。

このときのライアンのレックスに関する言葉を、クラークは現在すっかり忘れきってしまってる様子。あれだけライアンがお願いしたのに…。

レックスは母親が病気だとわかったとき世界中の医者を探したけど、それよりも母親のそばにいることのほうが大切だった、とちょっと遅ればせながらも気がついて、ほんとうに心の優しい人なんだなと思いました。クラークに同じ過ちをさせまいとするのも、クラークが後悔しないようにとの気持ちからでなんだか見ててこっちがじんわりしてしまいました。
クラークはライアンを死なせるつもりはない、って言って出てくんだけど、なんか話の流れ的に「じゃあレックスは母親をむざむざと死なせたとでも」ってつい考えちゃいました。そういうつもりで言ってるんじゃないんだろうけど、 どうしてもクラークを素直に見られない自分がいる。これはたぶんビデオ入手の関係上、第三シーズンと平行してみてしまったからではないかと思います。うーん……もう少し我慢してAXNの放送を待つべきだったな。でもあの時はもうだめかもって感じだったんだわ。順番に見る人が羨ましい。

ライアンを見舞いに行ったレックスが話すウォーリアーエンジェルとその親友の友情決裂の物語はもちろんクラークとレックスそのものなんですが、暗黒への行程はライトのスイッチのオンオフじゃなく旅のようなものだ、と説明する中にこの「スモールビル」のいきつく先が語られていてちょっと辛いです。それを覚えておきなよ、ってライアンが言ったことによって、レックスはこの回では道を間違えずにいられたように見えますが実はいつもの彼なりの論理だったり。
でもこの町長、第三シーズンの某話まで確か町長だった気が。選挙勝ったのか?

ひとつオタクとして気になることが。ライアンが鼻血で汚してしまったレアコミック本。レックスはまたあとでちゃんと入手できたんでしょうか。いやまあお金積めばどこかにあるだろうけど。
レックスはあの漫画を見ては、自分がいつかヒーローに救われるのを待ち望んでいたんだなと思うと悲しくなります。いまのようなレックスになれるまでどれだけ辛い毎日だったんだろう。

メモ 茶色ジャージ オール黒 黒セーター 濃エンジ 黒ジャケ/濃エンジ 濃エンジ