#308 Shattered/#309 Asylum

「Shattered」「Asylum」の連作二作で、キャプチャ画像とトランスクリプトだけ読んでたときは、クラークはひょっとして、レックスの記憶が消されるのをどこかで望んでたのではと思ってたんですが、実際にはそういう印象はありませんでした。
自分の秘密を知られてもなお、レックスを助けにいって、でも成り行き上、電源スイッチを「もう一度入れてしまった」のはクラークで…。
あのとき、レックスの父ちゃんも一時やめようかと思ってたように見えたので、クラークが電源入れなかったら……でも入れたからクラークは助かったし、力を取り戻したんだから……うわー…どうにもこうにも、選びようがない運命だったんだな、って感じでした。

さらに驚いたのは「Asylum」で、第一シーズンの「パワー喪失/Leech」に出たエリックが、レックスと同じ療養所に収容されてて、他のメテオパワーフリークスもいたってとこ。クラークの秘密を知った人たちは、その後どうなったんだろうって思ってたら、そうかそうか心の治療を受けてたのか……って、それでいいのか?

「shattared」では、両親とクロエより、レックスを選んで彼と家を出て行くシーンなーんてのもあって、またそのシーンのBGMがドラマティックなんですわ。まるで駆け(以下省略

でね、すごく変なシーンがありました。
「Asylum」で、拘束されたレックスに会いに来たライオネルが、レックスの顔に触れてなでなでするんですが、眉毛をなんども触ってるんですわ。
…髪の毛の代わりなのか?そこしか小さい頃の面影がないからか?
でもって頬をなでてるときにレックスが噛みつこうとして、変なシーンは終わるんですが、なんかあの親子変……すごく変…。
「Shattered」のラストも、観察室のようなところ(中からは鏡張り、外からは中が見える)に閉じ込められたレックスを外から眺める父ちゃんがいるんですが、彼の表情がもんのすごく複雑で、こっちまで複雑な気持ちになりました。
愛してるけど憎いし怖いし、でも触れたいと思う瞬間もある、ってふうに見えて、で、そのガラスに右手をあててまるでレックスに触れるかのようにじっとしてるんです。
ライオネルとレックスのシーンで泣く日がこようとは、思ってもいませんでした。
しかもバックに流れる曲が、またいいんだわ……。
彼に、強くなって欲しいって願ってるんだけど、それが父親としての愛情なのか、それとも単にリーダーとして育って欲しいからなのか、息子=リーダーだから当然なのか…。
あれを年末から約一ヶ月にわたって続きお預け状態にされた、本国のファンの方々に、いまさらながら深く哀悼の意を(だから違うって

それから、モーガン・エッジの整形エピソードは、最初にキャスティング不可能事態ありきだったそうです。ルトガー・ハウアーが家族のトラブルでヨーロッパに帰ってしまい撮影ができない、そこで考えたのが、エッジが生き延びてたら、整形手術ぐらい受けているのでは?という部分で、ハウアーと知り合いだったパトリック・バーギン("Bergin"がどういう表記かわかりません)に声をかけたそうです。結果的には上手くいった、と製作者が語っています。
ラストに流れた"Hurt"については、ジョニー・キャッシュが亡くなる以前から挿入することが決まっていて、全くの偶然だったそうです。