#318 Truth

クロエがとんでもないことに。気持ちはわかるけど、あんたそんなに記者魂に燃えなくても、って感じです。この回で突然、多くの秘密のカーテンがクロエによって引き開けられます。でもお話的には無理のない展開で、それなりに見ているほうは予想していた事が言葉になっただけなんですが、言葉の力って怖いですね。一気に方向性がはっきりしました。

レックスがライオネルに求めているのは愛情
ピートはずっとクロエが好きだったけど遠慮してた
ラナはクロエを信頼できない
ライオネルは保険金のために両親を殺した

もうこれだけでも、お腹いっぱいです。クロエは最初自分の能力に喜んでるんだけど、どんどん真実が見えてきて、体の具合も悪くなるうえに、過去を暴いてしまった先生の息子のせいで(こういう展開、小説にもあったなあ…)殺されそうになり、危ういところをクラークに救われる。第二シーズンの"Red"の時も、クラークを見てていたたまれなかったんですが、それと似たような気分になりました。

特にレックスが、ライオネルへの気持ちを話してしまうところ、あっちゃー、やっちゃったねクロエ、って思って、こっちも心が痛くなりました。クロエ自身も傷ついたろう。なーんにもいいことないじゃん、ライオネルの殺人告白以外は。それも消去されちゃったけど(でも消去した事自体が証拠になって逮捕に結びつくから、結果オーライ?)

クロエは最後にクラークに謝罪に行ったけど、他の人にはどうしたのかな。
同じフットボールチームのクウォーターバックをプロムに誘いたいと告白させられちゃった男子学生とか、最悪だと思うんですけど。
なにがいやだって、言ってしまった内容を、「なんで言っちゃったんだろう」と思いながらも覚えていることでしょう。
だから、レックスが最後にライオネルに、俺が欲しいものは、あんたからは絶対もらえないから安心しろ、って言うのが、すっごく辛そうでこっちも見てて悲しかった。
真実が全てではないってお話、のはずなんですけど、なんだかしっくりこないのは、主人公のクラーク自身が「自分の秘密は話さないけどレックスの秘密は許せない」ってスタンスだからだと思います。いやほんとに。勝手に研究所に忍び込んでおいてあの態度はないだろ。